いちこにこ

のんびりマイペース/錦戸亮ちゃん

201909262014

2014年のわたしへ

お元気ですか?2019年のわたしです。

あなたは10月から妹に勧められて、あるドラマを見始めます。
タイトルは「ごめんね青春!」です。
あなたはキリスト教系の女子校に通っていたこともあり、三女の生徒たちに親近感を抱き、わたしもあんな青春送りたかった、と思います。

そして、主役を演じる錦戸亮くんに惹かれていきます。

それでも、ジャニーズの敷居の高さに怯み、ドラマが最終回を迎えたあと「錦戸亮」という存在を再び意識するまで、4年がかかります。
4年後、ふとしたきっかけで「関ジャニ∞」の魅力に気づき、あっという間にファンになり、そしてさらにその1年後には北海道や福岡まで彼らに会いに行きました。1人で飛行機に乗って。

あの頃のあなたには想像もできないほどの「好き」のパワーを胸に抱き、あれほど高く感じていたジャニーズの敷居を軽々飛び越え、とても充実した日々を過ごしています。

もし叶うのであれば、2014年のわたしに1つだけお願いがあります。

ごめんね青春!を見て感じた「錦戸くんってかっこいいな」という思いを、どうかドラマが終わってからも見失わないでいてください。

2019年9月、亮ちゃんは関ジャニ∞から離れることになります。それを知ったあなたは、少しでも長く関ジャニ∞としての亮ちゃんを見ていたかった、と、初めて後悔をします。
ずっと「錦戸亮」という存在を知りながらも、このタイミングで好きになったということは、これがわたしのベストタイミングだ、と常に思っていました。
でも、初めて、せめてあのとき好きになっていれば、と思ってしまうのです。





十五祭が終わり、亮ちゃんと関ジャニ∞から発表があり、心に穴が開いたままいろんな人の気持ちを知りました。
長年亮ちゃんを見てきた人が言う言葉に、あぁ、わたしはやっぱり間違っていたのかな、何もわかっていなかった、と、悲しみでいっぱいになりました。
ずっとずっと「亮ちゃんを信じてる」って言いながら、見て見ぬ振りをし続けていたことに気づきました。自分の都合のいい解釈を押し付けていて、そんな気持ちが亮ちゃんを苦しめていたかもしれない、と思いました。
心に開いた大きな穴は、悲しみと寂しさで埋まっていきました。

それでもわたしは、ずっとずっと楽しかった。関ジャニ∞が純粋に楽しんでほしいと思っていた通り、ただただ楽しかった。
「これで最後」なんて覚悟をしながら見ていたら、今ほど苦しまなかったのかもしれない。

でも、わたしはそうしない選択をしました。
自分が1番「楽しい」を感じられる選択肢を選んで、関ジャニ∞の「楽しんでほしい」を受け取りに行きました。
亮ちゃんの「頑張る」に何度も救われて、楽しそうに歌って踊って演奏する姿に何度も「好き」を深めていきました。

だから、きっと間違いなんかじゃなかった。
あのとき胸いっぱいに感じ取った「楽しい」には、何1つとして嘘はなかったです。今はそれで十分だな、と思えました。




ほんとはね、まだすごく寂しいです。
亮ちゃんが言っていたように「永遠」なんてなかったし、そもそもそんな言葉で縛りつけるようなことはしたくなかったけれど、でも、当たり前のように「明日」があって、「来月」があって、「来年」があって、そうしてずっとみんなと一緒にいられたらいいな、って思っていました。なんなら今もそう思っています。

やっと現実としての理解はできたかな、ってところです。理解はできた。それでも受け入れたくはないし、まだ嫌だ嫌だって駄々こねちゃうし、6人の歌は聞くのが辛いです。録画した番組もまだ見る勇気がありません。

これからも亮ちゃんのことは好きでいるし、亮ちゃんを送り出してくれた関ジャニ∞の5人にもまた会いたいな、って思っています。
でも、1番会いたいのは6人の関ジャニ∞で、諦めなきゃいけないのも6人の関ジャニ∞で。
前向きな思いも後ろ向きな思いも、どっち向いてるのかわからない思いも、全部ぐるぐる日替わりでわたしの元へやってきます。早く連れ出してほしいな。バターになっちゃう前に、ね!




これを読んでくれた人の中にも、わかるなぁ、って思ってくれる人もいれば、わからない、って思う人もいると思います。
「好き」の気持ちの形も方向も強さも長さも全部違うから、そりゃあ当然です。
だから、自分の気持ちを大事にしてほしいです。
まわりが前向きなことを言っている中、自分だけ落ち込んでいていいのかな。亮ちゃんの未来が楽しみだけれど、こんなこと思うのって楽天家すぎるのかな。
そんな風に、まわりを見て自分の気持ちが間違っているんじゃないのかな、なんて思ってしまうことがあると思います。実際、わたしもそうでした。

でも、あなたが亮ちゃんに対して抱いている気持ちは、あなたと亮ちゃんだけのものだから。
他の人にわからなくたっていいよ。他の人の気持ちと一緒じゃなくていいよ。
泣いたって笑ったって、亮ちゃんの新しい第一歩が踏み出される日は来るから。
スタートダッシュに備えてる人も、まだ踏み出す勇気がない人も、第一歩はみんな揃って踏み出せますように。




まとまりのない文になりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。

最後に1つだけ。
発表以降、DMやマシュマロでたくさんの方が声をかけてくださいました。関ジャニ∞と出会えたおかげでこんなにもたくさんの友達ができたこと、本当に感謝しています。
みんなとみんなの好きな人に、世界で1番の幸せが降り注ぎますように!




いちこ